Thee OLD CIRCUS '' 1973 '' / 9134 / " Old Time " / 高密度ストレッチオックス ディストーションネックロングシャツコート [DUST KAHKI]
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THEE OLD CIRCUS - 1973 -
9134
Old Name 「 Old Time / 過去」
高密度ストレッチオックス ディストーションネックロングシャツコート
Material
C-95, Pu-5
Finish
ONE WASH FINISH
Color / Size
DUST KHAKI / 0 , 1 , 2 , 3 ,
SIZE SPEC (cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE:0 着丈 103 肩幅 38 身幅 45袖丈 65.5
SIZE:1 着丈 105 肩幅 40 身幅 47 袖丈 67
SIZE:2 着丈 107 肩幅 42 身幅 49 袖丈 68.5
SIZE:3 着丈 108 肩幅 44 身幅 51 袖丈 68.5
Attention Point.
・オーバーロックステッチ
・ディストーションネック ロングシャツコートデザイン
・裏地なし軽量仕立て
Novel_
歪みを基に構築された無機質なデザインは時を経て進化する。
Note_
- High Density Strech OX Distotion Neck Long Shirts Coat -
「 高密度ストレッチオックス ディストーションネックロングシャツコート」
ストイックさ、それがこのブランドの魂(つまりそれはマインドという言葉に置き換えることが出来る)であり礎でもある。
古のアイテムたちを現代化の為にデフォルメして構築していくデザインではなくその過去に存在したアイテムたちへの恩恵とリスペクトを持ったまま、「完全」なオリジナルのデザイン構築を目指していくことは目指すべきストイックという道にも繋がっている。
ディストーション(歪みの意)と名付けた特徴的なハイネックは通常の衿の作りの概念を全て無視することから始まる。
衿を別パーツとして捉えず、ボディとの繋がりを持たせることで体の線を1本に置く(つまりはIライン化)ことで目指すべき体の線を細く縦長に見せてスタイルアップへと役立たせる。
色の奥行きのある高密度の ストレッチオックスが無骨な匂いを放ち、ジグザグミシンを用いた特殊な縫製技術でモードな仕上がりを融合させた。
裏地のない軽量仕立ての為気軽なシャツ感覚のコートとなっている。
Structure Note_
フロントには無骨でインパクトのあるYKKエクセラの光沢が魅力的なフルジップタイプ。
特徴的なディストーション(歪み)ネックの構造は通常の衿という概念から大きく外れた作り方。
横線を嫌うことで体に一体化を作り出しその為にボディ全体が縦長に見えることでボディライン全体を細く長く見せる効果を狙う。
またディストーションネックは特有の前傾の反りがあり肌寒い季節であればジップを上部まで引き上げることで口に近い程度までのフェイスラインを隠し、ストイックで無骨な男の色気をそこに醸し出す。
アームはスパイラルアームの構築で前傾かつ前振りのある腕のラインを設計し立体的でシャープなアームラインを作り出している。
春夏用に裏地をつけない軽量仕立ての設計にすることで、ライトアウターとしてシャツとコートの中間的なアイテムにもなっており 、季節の幅を広くカバー出来ることにも寄与している。
特殊なジグザグミシン(千鳥)を縫製に用いることで裏側からステッチを振りそれが表側に僅かに浮き出ることで印象的なデザインとなっている。
Material Note_
High Density Strech OX / 高密度オックスストレッチ
OX(オックス)特有の表面の凹凸はメンズらしい無骨な素材のイメージを作り上げる。
生地自体は厚すぎないものを選び、ただししっかりと高密度で織り込まれた素材であるために生地の厚み以上のゴツさを感じることが出来る。
原反を織り上げたあとに特殊な染料顔料を用いることで着用ごとに着込まれてフェードアウトし生地の凹凸も相まって生地に色の奥行きの良い意味でのムラが出来 上がる。
色抜けは着用者だけに与えられた特権。自分だけの体に合わせたシワやアタリが生まれていきそこに合わせて色抜けは生まれるのだから。
洋服を染め上げていくように自分だけの色に変わりゆく姿を楽しむことがモノを愛していくことに繋がっていくことだろう。
当店が考える無骨で儚い雰囲気のスタイルにおいてあらゆるシーズンでロング丈のアイテムは必須と言える。
春夏時期の広いシーズンでの着用でさらっと羽織るだけでスタイリングを彩る存在のコート。
ストイックであり繊細。
一目見て惹かれるオーバーロックステッチのデザインが無骨な男の心の奥底を刺激し訴えかけくるような作品となる。
自分達が「格好良い」と思うアイテムでもあり、まさに当店がセレクトする意味そのものを内包したアイテムである。
立体的なパターンに沿って構築されたオーバーロックステッチが退廃的で無骨なThee OLD CIRCUSの世界観を作り出す。
特殊なジグザグミシンを用いて強烈な存在感を放つこのステッチは裏側にジグザグと奔るステッチを振ることでアイテムの表面にステッチの目が僅かに露出し、独特で繊細なデザインを演出する。
もちろんデザイン性に重点をおいた構築というわけでもなく、各所の縫製を丁寧に縫い合わせ上にオーバーロックで更に縫製することで着用時における生地の緊張で掛かる負荷を大きく軽減する意味合いも併せ持っている実用性にも優れた縫製技術の一つでもある。
特徴的なネック構築もこの作品の見所として挙げられるポイントの一つ。
「歪み」の意を持つディストーションネックデザインを取り入れ、ネックの周囲(フロントに2箇所、左右両サイドに1箇所ずつ、背面のバッククロス)にダーツを施すことで自然に前傾するフォルムを構築する。
フロントジップをネックの一番上まで閉じても窮屈にならず適度な余白部分も構築され、ストレスを感じさせない徹底的な計算に基づいた素晴らしい構築となっている。
ディストーションネックとは「衿」という概念を一度破壊し、ネックとボディを一体化させ再構築することでこのディテールそのものを「衿」と捉えた無機質で美しいデザイン。
フロントジップを開くことネックが左右に広がり、まるでスタンドネックのような妖艶で色気のある表情を演出する。
フロントと両袖先から美しい白銀の光沢を放つジップパーツはYKK社製の最高品質ライン「EXCELLA ZIP」を採用し、無機質かつ退廃的で過度な装飾を一切排除したこの作品をラグジュアリーに彩る。
デザインとしての美しさや佇まいの優雅さだけを印象付けるようなものではない。
EXCELLA ZIP一般的なジップパーツと比較すると非常に滑らかで心地よい開閉を実現し、さらには開閉を重ねることで滑らかなスライドがより滑らかなスライドへと経年変化していく。
その秘密はファスナーの歯の部分である務歯(ムシ)と呼ばれる箇所を研磨している所に起因する。
一般的なムシとは型抜きをしたり、金属を型に流し込みざっくりと成形されるが、EXCELLA ZIPはそこからムシの一本一本を丁寧に研磨する工程を経て構築されている為ファスナーの開閉が非常に滑らかになり、噛み合わせが悪くなってしまう事などの不具合が起こりにくくなるのだ。
タイトなシルエットフォルムを形成するアームラインには袖先に向かって緩やかな螺旋を描く「スパイラル・アーム」デザインを取り入れ、ストイックで美しいデザインとストレスのないアーム構築となっている。
身体の運動稼働に沿った立体構築技法の一つであり、このデザインが意味するものは?
関節を稼働させることで肘部分に生まれる過度なシワを抑える役割を持ち、身体稼働で掛かる負荷を大きく軽減する完成されたデザイン。
素材には高密度に織り上げられたストレッチオックス素材を採用。
このブランドが表現するアイテムにはメンズ特有のゴツさやストイックなイメージが重要。
ゴツさはあるが決して厚手すぎる素材感ではなく、春夏の着用でも十分に実用性を持たせるように裏地を抜き、ライトで軽量感のある着心地を作り出した。
また粘り強い伸縮性を併せ持つウレタン混紡素材でもあるのでタイトなフォルムながら着用ストレスも軽減する素材でもある。
上の写真にも掲載したように生地を引っ張ることで十分に伸縮していることがご理解いただけるだろう。
またこの素材には特殊な染料を用いて染色されているため、使い込むごとに滲むように色抜けしていき、生地の凹凸感と相成って奥行きのある色合いへと経年変化する。
バックディテールのデザインを支えるのはこのブランドのアイコンディテールの一つでもある「バッククロスダーツ」
背中心を大きく彩る十字をモチーフとしており、繊細で退廃的な印象を強く演出し立体的な背面を構築する。
この作品におけるバッククロスダーツはディストーションネックを形成するデザインの一部にも組み込まれており、無駄なデザインを良しとしないデザイナーらしくデザインと実用性の両面を支えるデ考え抜かれたディテールワークの一つでもある。
まるでフィッシュテールのように緩やかに湾曲した裾の構築。
フロントから背面に向かって垂れ下がるようなデザインとなっており、背面部には大きく施されたスリットを配置している。
フロントデザインがフルジップ仕立てのため、背面の裾にスリットを施すことでジップを閉めた状態でも身体稼働を阻害しない役割を持ち、またスリットのデザインそのものも色気を漂わせる作りのひとつとなっている。
このブランドが構築するロング丈コートには必須であるとも言えるディテール。
無機質でありながらも存在感を放つこちらのコートは様々な組み合わせのスタイリングを彩る。
ストイックで無骨なコーディネートを得意とする当店らしいスタイリング例をいくつか提案したい。
(Fitting Model / ITAU / 177cm 60kg / Size_1 )
シンプルにデニムパンツとカットソー+ブーツの組み合わせにコートを組み込んだスタイリング。
どこまでもストイックでベーシックなスタイルではあるが、シルエットの美しさや立体的なコートの造形を活かし引き立てることを意識したコーディネート。
まとまりのあるミニマルな印象であり、当店が提案し続けている男らしさや無骨さも併せ持つ完成されたスタイリングとなる。
無機質なデザインのコートでもあるため、繊細でアンニュイな雰囲気も演出される。
ストイックさと繊細さの絶妙なバランス感が素晴らしい。
シーズンレスにの着用も想定される万能感のあるスタイリングである。
また、当店が提案するスタイリングとして定番的にお薦めしている組み合わせも合わせて掲載したい。
FITTING SHOES >>> こちらの商品は後日リンク掲載致します。
ハーフパンツとカットソー +レザーサンダルで組み合わせた春先らしい軽快なスタイリングにロングコートを加え、タイトなシルエットラインの美しさと退廃感を両立させたスタイリング。
当店では定番的に提案しているロング丈アイテム+ハーフパンツの組み合わせは着丈のバランス感でスタイリッシュな印象を演出し、大人の男性の着用に適したハーフパンツルックを構築する。
濃密な武骨さと適度なバランスで構築された着丈のバランスは繊細でスタイリッシュなスタイリングとなり、春夏の広いシーズンでの着用が想定されるコーディネートとなる。
立体的なパターンに沿って構築されたオーバーロックステッチの繊細で無骨なデザイン。
無機質でプレーンな表情を持つアウトラインのディストーションネックコートに魂を吹き込み、存在感を放つ作品が完成した。
「こんなコートが欲しかった」
完成されたモノを見た際に思わずそう言葉に出た逸品。
実際に羽織ることでこの素晴らしさを理解してほしいと切に願う。
Garage EDEN
▶ E-mail( ebisu@garageeden.com )