Thee OLD CIRCUS - 9 - / 9-9101 / "Rust Journey" / ディストーションネック フロントジップ フィッシュテール ラストレザーコート [RUST BLACK]
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THEE OLD CIRCUS - 9 -
9-9101
Old Name 「 Rust Journey / 錆びた旅 」
ディストーションネック フロントジップ フィッシュテール ラストレザーコート
Material
Rust Leather / Cow - 100
Linning / C - 97 , Pu-3
Finish
SPRAY WASH FINISH
Color / Size
RUST BLACK / 0 , 1 , 2 , 3 ,
SIZE SPEC (cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE:0 着丈 102 肩幅 40 身幅 47 袖丈 64
SIZE:1 着丈 104 肩幅 41 身幅 49 袖丈 65.5
SIZE:2 着丈 106 肩幅 42 身幅 51 袖丈 67
SIZE:3 着丈 107 肩幅 43 身幅 53 袖丈 67
Attention Point.
・ラストレザー素材
・スプレーウォッシュ仕上げ
・ディストーションネック構造
・スパイラル(螺旋)立体アーム、フィッシュテイルデザイン
Novel_
錆びて朽ちていくその姿、無機質でストイックなシルエットの美しさ。
Note_
- Distotion Neck Front Zip Fish Tail Rust Leather Coat -
「ディストーションネック フロントジップ フィッシュテール ラストレザーコート」
これは現時点で到達した1つの答えでもあるように思う。自分自身のこの「錆びた旅」の終着地点。それを形として朽ちゆくモノとして具現化したアイテム。最高の無機質さとストイックさをデザイン構築の原点に置き、どこにも属すことの ないオリジナルのディティールの組み合わせで生まれた完成されたデザインとなっている。 ディストーション(歪み)を持つ通常の作り方とは大きく一線を画すネックの形状が切れ味の良さとシャープで美しい首 周りとそれに付随するボディラインを演出する。フロントは大胆にファスナーの1本縦に通したフルジップタイプ。バッ クスタイルから見ると長く見えるフィッシュテイルスタイル。0.8mmのフルタンニンレザーが持つ見た目の重厚さと着 用で感じる軽快な着心地とのギャップにきっと驚くことだろう。それはレザーの成分はもちろんだが立体的に構築したス パイラルアーム等のパターンニングの良さが生み出す着用感である。
Structure Note_
積み重ねてきた技工やオリジナルのディティールを組み合わせてアイテムという形として具現化していく。
様々なディティールが組み合わさっているにも関わらず仕上がりのその完成された姿は圧倒的に無機質である種の無表情さを見せる。
ディストーション( 歪み )ネック、捻りを持ったスパイラル立体アーム、フィッシュテイルデザインとアウトラインの見所、細かい点で言えば大胆なフロントの1本ファスナー ( YKK エクセラ8号 ) の縁はファスナーのムシ(歯)を隠すように左右の革を裁ち切りにすることで生まれる。
これは着込み革のヤレによって良い意味での歪みを生み出してムシが僅かに見え隠れする構造となる。( 袖口に配置したファスナーも同様の仕様となる )その革が持つ存在感と佇まいが融合され着用者の姿は朽ちてヤレた世界に住む住人の雰囲気を纏うことだろう。ボディの内側には両胸の裏地と革との切替部分の両側に縦方向のスリット型の内ポケットを配することで煙草や携帯電話などをスッと入れ込むことが出来る。こういった実際的なディティールにも気を遣うことはとても大切なデザインワーク。
Material Note_
Rust Leather ( original japan steer 0.8mm ) / オリジナルジャパンステア 0.8mm ラストレザー
「Rust = 錆の意」
革が好きで生きてきた自分自身が辿り着いた答えでもある革。それがRust Leatherでもある。
古から伝わる技法に現在の技法と手法をミックスさせて完成されたハイブリッド混合タンニンで作り出すフルタンニンレザー。クロームとタンニンのブレンドではなく、タンニン同士の掛け合わせを繰り返すことで、それぞれの良さを引き出して従来にない革としてこの世に生まれた。 一見してするとタンニンならではの色の奥行きと芯の残った硬さがありウェアであればアームを曲げた瞬間、パンツであれば屈伸の動きで感じることが出来るしなやかな革の稼働を味わうことが出来、着用のその日から着るごとに体に吸い付くように馴染み始める。
製品では最低限の加工のみ。理由は本当の意味でのこの革の良さは自分自身で着込むことで進化と深化をしていく革である為。
新しいシーズンの幕開けには強い存在感のあるレザーウェアをファーストリリースに迎えたかった。
Thee OLD CIRCUSの進化や深化を象徴するディストーションネックデザインのレザーコート。
繊細で退廃的な匂いが強く漂う作品は当店が考えるスタイリングにとって必要不可欠な存在であると考える。
布帛で構築されたディストーションデザインの存在感と一線を画すこの作品に魅了された。
ハリがあり、革全体に大きくシワ付けされた、このぶらんどが長年追い求めていた世界観を体現したラストレザー素材。
芯のある硬さを残しながらも袖を通すことでこの革に命が吹き込まれ、立体感かつ躍動感のあるシワを革全体に刻み込んでいく。
滑らかで上品な革質のレザーウェアとは一線を画す退廃的なこの革の表情にこそこのブランドが想像する世界観が詰め込まれている。
歪みの意を持つ「ディストーションネック」デザインのネック構築。
フロント、ショルダー、そして背面に施されたダーツが強く前傾する姿勢を作り出し、フロントファスナーを開くとまるでスタンドする衿のような色気と武骨さを演出する表情を作り上げる。
立て衿するネックの表情にこだわるのはデザイナー自身が普段からkの色気と武骨さを演出するスタイリングを好み、この無機質な表情感に魅了されていることに起因する。
白銀に輝くファスナーパーツには滑らかなスライドを実現するYKK社製ノEXCELLA ZIPを採用。
引き手の先にはこのブランドがオリジナルで作製したロングレザーコードを取り付け、フロントのアクセントディテールを強く演出する。
しかし、ただ取り付けるだけではデザインとしての意味を持たない。
コート同様に経年変化も楽しむことが出来るディテール。
それこそが重要なことであると認識する。
ファスナーのムシを隠すように設計されたフロントデザイン。
ファスナーの両脇を断ち切りにすることで無機質でストイックな表情を演出し、着込んでいき経年変化する事で白銀に輝くファスナーが見え隠れするデザイン構築となっている。
細かいディテールワークではあるがその小さな積み重ねこそが無機質で退廃的なブランドの世界観を形にして現すのだ。
アームには螺旋を描くスパイラルデザインを取り入れたアーム構築となっている。
ソリッドな革質のこのアイテムにおいては非常に重要なデザイン構築となっており、運動可動域の確保と関節を稼働させることで作り出されるもたつく様な過度なシワを抑える役割を持つ。
袖先のファスナーにはフロントファスナーのデザイン同様にムシ隠しのディテールを施し、無機質な表情の袖先を演出している。
背面の構築にも抜かりはない。
立体的な男の背中を演出するバッククロスダーツを始め、裾にはモッズコートさながらのフィッシュテイルデザイン構築となっている。
ロングコートスタイルの背面にはスタイルの印象を決定づける大きな役割が存在している。
深くスリットの入ったフィッシュテイルにはヤレた男の佇まいの美しさを演出し、裾が靡くことでフィッシュテイル特有の色気が生み出される。
裏地にはコットンとポリウレタンの混紡素材の滑らかな裏地を配置している。
深いブラウンの色合いが渋みのある武骨な男の雰囲気を作り、滑らかな素材が袖通りの良さを作り上げる。
アウターアイテムとして袖通りの良さはこのアイテムと共に生きていく事を選ぶ理由にも繋がると考えている。
外の明るい陽の下での色合いを映し出すことで室内写真とは異なるレザーのリアルな表情を見せてくれる。
立体的なシワの付き方、仄かに光沢する革の吟面。
強烈な存在感は屋外の光の下でも損なわれることは無い。
( Fitting model / ITAU / 177cm 60kg / Size_2 )
共通するネック構築を持つインナーで組み合わせたネックレイヤードが見どころのこのコーディネートを当店では提案したい。
肌寒い時期にレザーアウターを着用する状況下では最適と考えているコーディネートである。
存在感のあるレザーコートとの組み合わせるには過度な装飾のある組み合わせはストイックかつ無機質な表情を持つこのコートのポテンシャルを言い出すには不十分と考えた。
難解なテクニックやスタイリング効果を演出するのではなく、リアルクローズを意識した組み合わせの一つとして提案しているシンプルで普遍的なスタイリングである。
また実際に歩行している姿を写真に収めることにより躍動感のあるフィッシュテイルが作り出す雰囲気の美しさを理解いただきたい。
ひらひらと揺れ動くのではなく、運動稼働に合わせ重厚感のある革特有の表情が武骨で美しいのだ。
フロントファスナーを胸下あたりまで大きく下げることでスタンドネックするようなスタイリングを演出しこのブランドらしい色気のある妖艶なスタイルを体感することが出来る。
更にフロントファスナーを閉じることでスタイリングの雰囲気を大きく変革させる。
ストイックかつ無機質な表情を作り出した、レザーコートを主役に据えたスタイル。
黒を基調としたワントーンの色合いに統一することでスタイル全体の統一感を強く作り出しより無機質さを前面に打ち出したスタイリング。
更に縦長のスタイリング効果である「『I』ライン」を強調することから細身のシルエットラインが持つ美しさを余すことなく味わうことが出来るコーディネートの一つでもある。
無機質で退廃的な世界観を一身に詰め込んだレザー。
朽ちていくヤレた男のクローゼットにふさわしい極上のレザーコート。
無表情でありながら強烈な存在感を放ち、ある意味では相反する言葉と印象を共存させた佇まいに魅了される。