Thee OLD CIRCUS - 9 - / 9-831 / "Old Flower" / ラムレザー ワイドブリムハット [OLD BLACK]
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THEE OLD CIRCUS - 9 -
9-831
Old Name 「 Old Flower / 古びた花 」
ラムレザー ワイドブリムハット
Material
Lamb Leather / Lamb - 100
Finish
SPRAY WASH FINISH
Color / Size
RUST BLACK / 1 , 2 ,
SIZE SPEC (cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE:1 頭囲 59 高さ 11.5 ブリム幅 8
SIZE:2 頭囲 61 高さ 11.5 ブリム幅 8
Attention Point.
・ラムレザー素材
・スプレーウォッシュ仕上げ
・ブリム(つば)可変コッパー仕立て
Novel_
錆のように朽ちていく唄。
Note_
- Lamb Leather Wide blim Hat -
「ラムレザー ワイドブリムハット」
このブランドが作り出すヘッドウェアの概念は「全ての被り物はドレスダウンの為に」である。
ラムレザー(子羊)が持つ特有のしなやかでウェットな質感の良さを前面に8cmというやや幅広なツバ(ブリム)で設計されたデザイン。
全てのスタイルにおいてヒトクセをエッセンスとして加えることで、他とは一線を画すオリジナルのスタイリングに繋がっていく。 朽ちた姿を生み出すために製品化後に全てスプレーウォッシュ(水分とオイルを乳化させた独自ブレンド)を施して揉み込むことで全体にシワと着用感を作り出すことで最初から馴染みの良いハットに仕上げた
Structure Note_
目深な着用設計の為には通常クラウン(ハットの山)部分を高くする必要があるが極端な高さのクラウンの高さはデザインとして是としない。
その為に中折の押し出し部分を浅くすることでフィッティングにおいて目深な着用感を作り出した。重厚さ、重たさのスタイリングを重きに置くこのブランドならではのデザインワークであると言える。8cmという通常よりもやや広めのブリムデザインとレザーというテキスタイルの重さを考慮して樹脂製のワイヤーではなくコッパー(銅線)を採用することでしっかりとしたコシの ある作りとなり自在にツバを可変させて着用することが可能になっている。
Material Note_
Lamb Leather(japan 0.5-0.6mm) / ジャパンラム
羊の革の中でもっとも質感が良いとされる子羊の革を使用した。
子羊特有の質感を得るためにはどうしても革の版(1枚の革の大きさ)は小さなものとなるため、このハット1着を作るに当たって革は1枚以上を要する。
ハットという曲線の多いデザインでは捨て寸(使えなくなってしまう余まり部分を指す)が大きくなり実際の1着に仕上げるには多くの分量を必要とするが、それを逆算しても是と言えるほどの質感と仕上がりを作品にもたらしてくれる。
限界まで薄く革を削ぎレザーのハットにおいてはほぼ最軽量(もちろん布帛素材ほどの軽さにはならないが)の作品として完成させ た。
強烈にストイックなヘッドウェアとしてレザーで構築されたハットが欲しかった。
しなやかで滑らかな質感を持ち、適度にハリのあるレザーは くしゃくしゃにシワが刻まれて行くことでむしろ退廃的で無骨なヤレた雰囲気へと変わる。
当店が考えるスタイルにおいてはやはりハットの存在は必須であり、マイノリティな存在となりつつ在るハットを今再びフォーカスしたい。
上質でしなやかかつ柔軟な革質を持つラムレザーを採用し作製されたレザーハット。
仕上げにはスプレーウォッシュを施すことでシワ付けとヤレ感を演出し、初めてこのハットを身につけた瞬間からまるで長年着用していたかのような馴染みのある着用感となる。
キメ細かい銀面から放たれるこのレザーは十分にオイルも浸透している革となっており、まるで濡れ感の在るような光沢が美しく、退廃感とこのブランドが考える妖艶な雰囲気を強く演出する。
経年変化することでさらにシワが深く刻まれるラムレザー。
数年着用したのちの雰囲気も非常に愉しみと思える逸品だろう。
レザーという重量感の在る素材であることを考慮しブリム(ツバ)には樹脂製のワイヤーではなく銅線(コッパー)を用いたワイヤーを挿し込み、波打つように自在な可変を実現するブリムを構築した。
8cmともなるツバ広のハットのアウトラインを持ち、クラウン(頭にかぶる部分)には芯地を用いずしなやかな仕立て上がりとなっているためラフにくしゃくしゃに折り込んだとしても型崩れを起こすことなはい。
むしろラフな着用をすることでマイノリティなモノになりつつあるハットという存在をこの作品を通して身近に感じて欲しいと当店では考える。
実際にツバを可変させた状態を写真に収めた。
上の写真ではソリッドかつ伝統的な匂いのするハットの形となり、下の写真ではブリムを可変し波立たせることでヤレ感と退廃的で無骨な、くたびれた旅人のような雰囲気を構築する。
自在に可変するこのハットの特徴についてさらにフォーカスしたい。
従来広く流通しているハットというアイテムは本来折りたたんだりすることは非であることとして捉えられていることが多い。
ツバには銅線を仕込んだ可変ブリム、クラウンには裏地を貼り付けするに留めたしなやかな仕立てとなっているため過度に折りたたんだりラフな取り扱いにおいても形状記憶することがないため様々なシーンやスタイルに合わせた着用感と多彩な表情を作り出せる。
裏地にはコットン・エステル混紡のブロード生地を用いた素材を使用し、滑らかで心地よい肌触りを演出する。
上品な仕立ての生地感がハット本来のエレガントな部分を引き立てる。
身につけている際に表面から見えることのない裏地の素材にも徹底的にこだわりスムースな着用感をもたらす。
このブランドが物創りに込めた大切な想いも感じて欲しい。
やはりレザーの光沢感や質感などは屋外の光の下で撮影することで室内とは異なったリアルな表情を魅せる。
室内の写真と見比べることでこのハットに用いたラムレザーの色合いや質感の雰囲氣を感じて欲しい。
また、髪の毛とのバランス感にも左右されず着用出来る存在であるという事をピックアップしたい。
ロングヘアーの方であれば妖しくも退廃的な雰囲気を演出しやすいのは確か。
しかし、髪の毛が短い方であればツバを下方に可変させ、マウンテンハットのようなシルエットなどに変化させ着用することで退廃感やヤレた雰囲気がするこのハットのポテンシャルを十分に引き出すことが出来るだろう。
ストイックで無骨な世界観を形成し、圧倒的な存在感を放つレザーハット。
それは様々なスタイリングを彩り大きな変革をもたらすだろう。
革と共に生き、革と共に過ごす男のハットとしてぜひ身につけて頂きたいと願う逸品。