Thee OLD CIRCUS '' 1973 '' / 9151 / " Purple Way " / ディストーションアームベア天竺ロングスリーブ [DUST GRAY]
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THEE OLD CIRCUS - 1973 -
9151
Old Name 「 Purple Way / 紫の道」
ディストーションアーム ベア天竺ロングスリーヴ
Material
C - 93 , Pu - 7
Finish
ONE WASH FINISH
Color / Size
DUST GRAY / 0 , 1 , 2 , 3 ,
SIZE SPEC (cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE:0 着丈 75 肩幅 39 身幅 43 袖丈 69
SIZE:1 着丈 77 肩幅 40 身幅 45 袖丈 70.5
SIZE:2 着丈 79 肩幅 41 身幅 47 袖丈 72
SIZE:3 着丈 81 肩幅 42 身幅 49 袖丈 72
Attention Point.
・スパンデックスベア天竺素材
・ワンウォッシュ仕上げ
・ディストーションアームデザイン
Novel_
無機質で退廃的、立体構築が織りなす灰色の世界。
Note_
- Spiral Distortion Arm Spandex Bare Jeasey Long Sleeve -
「スパイラルディストーションアーム ベア天竺ロングスリーヴ」
モード構築を目指したカットソーを作りたいと思ったのは、春や夏にはどうしてもシンプルになりがちな格好が多い中で 、他との線引き、画線化を目指したもの。一見しただけでは分かりづらいことなのだとしてもこのブランド持つある種の無個性的で無機的で退廃的なイメージを具現化したのがこのカットソー群でもあると思う。それは同時に「次」という向きへの指針でもあり象徴でもある。意識とイメージを具現化させていくのがデザインだとすればその先にあるのは常に進 化であり、その中でもブランドの個性としての不変性を持たせなければならない。
行き着く先を目指し名称の名前をこの名に記し示した。
Structure Note_
カットソーを立体的に構築することはとてもパターンメイキングの中でも難しいこと。簡単に言えば立体性を起こすためのパーツの配数が多くはないからだ。その中で取り組んだのは絵型を見てもらえれば分かりやすいが、カットソーではあまり構築することのない湾曲されたアームのライン。
スパイラル(捻じれ)とディストーション(歪み)を持たせるためにアームに1周ぐるりとカッティ ングを加えることでアームそのものに立体性を持たせている。 その他各所にはオーバーロック(裏側から掛けるロックミシンの運針をわざと甘くして糸の浮き出しを表に出す特殊な技法のことを指す)を施すことでデザインのアイコン的な目を惹くデザイン構築もしている。
袖下には僅かなスリットを入れたり裾の右にもスリットを施すことでデザインに深みを持たせている。
Material Note_
CM30/-×30d Spandex Bare Jeasey / CM30/-×30d スパンデックスベア天竺
高級であることへのこだわりは特別なものはないが、選んだ生地そのものが高級であることはしばしばある。最上質で最高の生地を選ぼうとすればそれはある意味では必然的に起こり得ることだと思うのだ。コーマ糸(短い繊維を除き、長い繊維だけを平行にそろえた細い綿糸)と呼ばれる糸自体が美しい糸をベース糸として単糸使いし、同じ太さのゴム製のウレタン糸を生地にストレッチ性を持たせる為に同時に編み込んでいく(布帛=織り、ニット=編み)。全方向にキックバックし同時にしっかりとした反発を生み出す ことで着用のストレスを軽減することはもちろんこのブランドでこの生地を使う理由の大きなものは型崩れの防止でもある。生地の安定した伸縮性を生かすことで繰り返し着用しても美しいシルエットを継続させる。(加えてオーバーロックの糸の破損防止効果)
春夏時期に用いるカットソー、シンプルな見栄えだが奥深いデザインであり、立体的な構築そのものがファッション性の高いアクセントを演出する作品。
気温が高くなると必然的に着用機会が多くなるカットソーやTシャツ。
普遍的なアイテムとして単純に実用性が高く、美しいシルエットとアルチザン的な存在感のカットソーは希少な存在で在ると考え今季提案するに至った。
上等な仕立て上がりのスパンデックスベア天竺素材を用いて作製されたカットソー。
キックバックの強い伸縮性を兼ね備え、着用ストレスを大幅に軽減しながら長年の着用においても型崩れをしないタフな素材となっている。
更に綿密に編み込んだニット織生地のためニット特有の伸縮性が合わさり全方向のストレッチを実現した。
美しく揃えられた長い繊維質のコーマ糸を編み込んだ素材のため肌触りは非常に滑らかで直接肌に触れても抜群に快適な着用感を約束する。
ネック、袖先、裾の各所には断ち切り加工を施し、退廃感を匂わせる仕上がりとなっている。
細かい箇所のアクセントとなるが、やはりこういったディテールの積み重ねにより構築される独特な世界観が美しいと思うのだ。
袖先とウエストの側面部にはスリットを入れ込みアクセントデザインの一つとして、またスリットを入れ込むことで細身のシルエットフォルムにより生地に掛かる負荷を分散する役割も併せ持つ意味のあるディテールとなっている。
意味のないディテールを嫌うデザイナーらしいオリジナリティにあふれる発想。
全てのディテールには必ず意味があるという事をぜひ理解していただきたい。
スパイラル(螺旋)アームのデザインを取り入れた見栄えとしても美しい立体構築スリーヴ。
袖先に向かって緩やかに螺旋を描き、心地よいフィット感を約束するタイトフィット構築の一つとなる。
また、このデザインには関節の稼働による過度な生地のたまり感を無くし、シャープで美しいアームフォルムを演出する役割も兼ね備えている。
スパイラルアームを始めとした各所の縫製にはミシンの運針を甘く設定して生地の表面に糸が露出するデザイン性の高いオーバーロックステッチを施している。
立体構築をなぞるように縫製されたステッチは肉感的なデザインを美しく魅せる作りの一つとなる。
実際の着用においては身体の運動稼働によってステッチの目が開きアクセントデザインの一つとして大きな存在感を放つ。
このブランドが創造するアイテムのアイコンディテール的な位置付けであるバッククロスダーツ。
背面をストイックな雰囲気に仕立てる立体構築となっており、バックディテールにも気を配った死角が存在しない秀逸なディテールワーク。
なぜ執拗なまでに着用者側から見えることのない背面の構築にこだわるのか?
やはりこのブランドが提案する退廃的で無骨な世界観には背中で魅せる男の色気が重要だからに他ならない。
このカットソーは単一での着用でも十分に存在感のあるデザイン性の高いアイテムとしての着用が見込める。
ストイックかつシャープな印象を演出し、単調にならず様々なコーディネートのベースとなる当店が考えたベーシックスタイルを提案したい。
近年当店が提案しているサルエルパンツを主軸にした構成のベーシックスタイル。
繊細で退廃的な雰囲気を演出し、シンプルな組み合わせながら独特のシルエットで存在感を放ち単調にならないカットソースタイルを作り出す。
インナーにはタイトフィットし縦長のシルエット効果を演出するロング丈タンクトップをレイヤードしスタイルバランスを調和させることを意識した。
カットソー単体での着用において「単調な雰囲気」 になってしまうことは当店としても避けたいと考えている。
無機質でありながら単調にはならないこの絶妙なバランス感のスタイルを当店ではベーシックスタイルの一つとして今季提案している。
自然光の下で映し出される肉感的で繊細な表情感や色合いは室内とは異なった雰囲気を見せてくれる。
肉眼に近い色合いと比べることでさらにこのアイテムの深い理解へと繋がるだろう。
季節を選ばずどのシーズンにおいても着用を見込んでいるレザーウェアと組み合わせたストイックで無骨なスタイルも合わせて提案したい。
当店が古くから提案する無骨な男のスタイルであるレザーウェアとの組み合わせ、万能感のある着用が想定されるこのカットソーはもちろんそのスタイルにおいても彩りを加える重要な存在となる。
ストイックで無骨、普遍的な印象のスタイリング。
シンプルな組み合わせであるがシルエットの美しさで着飾ることを意識したスタイリングとなっている。
アウターとインナーのネックバランスが良く、それぞれの特徴に干渉せず適度なアイテムバランスを演出する組み合わせとなっている。
着丈はやや長めに魅せることがベター。
ショート丈レザーとの組み合わせにおいて縦長のシルエット効果を作り出し、スタイリングバランスの調和をもたらす。
日常的に着用する機会の多いアイテムだからこそリアルクローズの提案にこだわりたいという思いを込めて。
スタイルを大きく彩る存在であるカットソー。
それは無限の可能性を秘めていることを再認識させる。
徹底的に無機質である種の無個性であることを表現する1枚。
素材そのものが持つ美しさ、立体構築と素晴らしい縫製技法が作リ出す特殊なデザイン性。
確かな存在感を持ってこの世に産み落とされた存在である。
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