incarnation / インカネーション / 31613V-7355 HORSE BUTT BACK ZIP HAND STICH LINED LEATHER SOLES [82 / SMOKE BLACK]
< Garage eden は人数制限付 会員制セレクトショップ です >
一部商品を除きプライス表示も含め御利用は ___ こちらの Family Membership 会員様のみとなります
( Web store のメンバー登録のみでは御利用が出来ませんので御注意ください )
___ サービス内容、Mind についての詳細はこちらを御覧ください
incarnation - インカネーション -
31613V-7355
「 HORSE BUTT BACK ZIP HAND STICH LINED LEATHER SOLES 」
ホールバットバックジップ ハンドステッチ
Price OPEN ( 価格はお問い合わせ下さい )
Material
HORSE - 100
Finish
HAND DYED FINISH ( Primitivdyed )
Color / Size
SMOKE BLACK(82) / 40 , 41 , 42 , 43 ,
SIZE SPEC /( cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE : 40 アウトソール 30cm 横幅 10.8cm 全高 25cm ヒール 4cm
SIZE : 41 アウトソール 30.5cm 横幅 11cm 全高 25.3cm ヒール 4cm
SIZE : 42 アウトソール 31.5cm 横幅 11.3cm 全高 25.7cm ヒール 4cm
SIZE : 43 アウトソール 32cm 横幅 11.7cm 全高 26cm ヒール 4cm
Attention Point
・ YKK EXCELLAオリジナル引手
・ オリジナルインソール付属
・ ハンドステッチ
NOVEL_
気高き魂は無骨で堅牢なブーツとなりてこの世に新たな生を受ける。
NOTE_
- HORSE BUTT BACK ZIP HAND STICH LINED LEATHER SOLES -
退廃的でいて圧倒的な存在感を放つこのホースバットレザーの表情は一度見れば魅せられる事だろう。
HORSE BUTT = コードバン層を含んだ馬の腰下の革で表面を張らずに仕上げることで元々の皮の皺をわざと残しながら鞣したもので、臀部(お尻)独特の皺の入り方が特徴的である。
表面全体は馬革特有である吟の光沢を打ち消したマットな風合いで、特徴的な荒々しい表情を持つ毛羽立ちをワックスを塗布しランダムに潰すことで全体に鈍い光沢を放つ。
またムラ感のある表面は見る角度により色合いや風合いすら変わっていく。
履き込んで生まれてくるシワすらもこのブーツを引き立てる魅力の一つとなる。
バックジップスタイルのブーツはブーツインのスタイル、ブーツアウトのスタイルでも絵になるスタイルを構築する。サイドの接ぎ目にハンドステッチを施してブーツのアウトライン〜シャフト(筒)に掛けてシャープで足全体を包み込むフィッティングの良さを生み出す。ランダムな形状を持ったヒールの積み革がデザイン性を大きく高める。
付属されるオリジナルのインソール(中敷き)はウレタンを用いてクッション性が高く、適度な厚みを持つ。(オリジナル刻印入り)
ソールのカスタム等にも対応致しますのでお気軽に御相談下さい。
>>> ソールカスタムに関してはこちらのページを御覧ください
* ベジタブルタンニン鞣し
* INCARNATION の商品は全てOPEN PRICEとなっております。価格についてはお気軽にお問い合わせ下さい。
* 製品に関しては皮革作成段階より数段のプロセスを経て最終仕上げに至るまで現行の機械に頼ること無く職人の手作業にて製作されています。その為同一モデルであってもその全てが同一の商品に仕上がることはなく、それぞれの表情と質感を持ちます。また製品染めモデルに関しては風合いを残す為にわざと完全な色止めを施しておりませんので、色落ち等がございますことをご理解の上御購入下さい。激しい製品染めや加工を行っている為製品には若干のシミ、傷がございますことをご容赦下さい。
圧倒的な存在感を放つこのホースバットレザーはある意味一目惚れに近い形で僕らの心を掴んで離さなかった。
当店が提案するブーツスタイルのラインナップに加えることでスタイルの幅を広げる。
バックジップブーツはその履きやすさと漢らしい無骨さを演出するシルエットフォルムが先鋭的なスタイルを作り出す上で欠かすことが出来ないアイテムだと考え、スタイリングが持つ無限の可能性を広げるために入荷を決めた。
退廃的で無骨な表情を魅せるホースバットレザー。
猛々しく毛羽立った面と光沢のあるコードバン層を含む馬の臀部の革を用いている。
ただでさえ存在感のあるこちらの素材の表面に手染めで染色しさらにワックスをランダムに塗布加工し、あえてムラ感のある表情を作り出している革。
この圧倒的な存在感と佇まいに一目惚れし、自然と買い付けに至ったアイテムである。
白銀に輝くバックジップには滑らかなスライドを実現するYKK社製のEXCELLA ZIPを使用。
大きめの引き手にincarnationのブランド名を刻印したオリジナルの引き手を採用している。
ブーツの両サイドにはアルチザン(職人)的な縫製技法の一つとされるオーバーロックステッチを熟練の職人が手作業で施している。
精密な機械では表現することが出来ない手作業ならではの温かみや職人の技を直に体感できる美しいディテールワークの一つ。
完璧に整えられた美しさとは異なり、ある意味では不完全さが作り出した歪な美しさが退廃的で無骨な雰囲気を演出する。
アウトソール(靴底)にあるヒールの積み革。
粗野味のある表情で構築されており、まるで朽ちていく木材の様な雰囲気を漂わせる。
均一に整えられた美しさを是とする日本でが生まれることのないヨーロッパに拠点を置くincarnationならではの素材構築と言えるだろう。
当店ではこの退廃感のある朽ちたソールの雰囲気を残しながら着用頂きたいと考えているのでソールのカスタマイズをご提案しております。
一例として同様のブーツのカスタマイズ例を後述しております。
コードバン(ホースレザーの中でも馬の臀部の層を含んだ希少部位)を用いて構成されたブーツならではの表情。コードバンならではの革の中での表情の違いを1足のブーツの中で適切な位置に配置(これもデザイナーが1パーツごとに指示を行って作られていく)することで1足の中に豊かな表情感を作り出す。天然皮革ならではのある種のデメリットと言われる革の表情の違いさえもデザインの一部として捉えることでより完成度の高いアイテムへと仕上がることをここに示すのだ。
ブーツの甲部分の立体的ななドレープ感と陰影は内側にダーツを入れることで意図的に作り出している。
履き込んでいくいことで
さらに深くドレープするシワを刻み込み陰影を深く表現する。
あえて表面にダーツを入れず、徹底的にストイックな表情を演出するこのブランドの信念が見えてくる構造となっている。
付属されているインソールは、低反発ウレタン素材の上に革にこだわるインカネーションらしく本革を圧着接着したもので、適度な厚みを持った素材の為にクッション性が高く履いた瞬間から快適さを感じさせる。(こちらの付属のインソールを入れたままだと少し厚みがある為、履き始めの革が堅い段階では表記サイズよりもハーフサイズ程度フィッティングが小さく感じられるかもしれません。その場合は履き始めは薄手のインソールへと交換をしアッパーの革が馴染んできた段階でこちらの付属のインソールに入れ替えるのがオススメの履き方となります)
インソールの表面に貼り付けた本革にはブランド名を記載した刻印も施し、特別なブーツのために特別に作製されたインソールだということを認識させる。
さらにこの胃ソールの厚みについて実際に数値を図った写真を掲載することでこの特別なインソールについての理解を深めてほしい。
実際に測ってみたところ最も厚みがあるヒールの部分で9mmとなっている。
この厚みの低反発ウレタンは足裏の衝撃を確実に吸収し、快適な履き心地を約束する。
足を通した瞬間に深く沈み込む様に足裏にフィットするこの心地よさをぜひ体感して頂きたい。
屋外での色合いも合わせてご覧いただきたい。
陽の光を浴びることでムラのある光沢がホースバットレザーを包み、無骨な男の足元を彩る。
ブーツのサイドにあるオーバーロックステッチを構成する太番手の糸も質あないとは異なり鮮明にその色合いを映し出し足元から存在感を放つ。
(Fitting Model/ JB /170cm_54kg_Size_41)
圧倒的な素材が持つ存在感とこのブーツがフォルムとして持つボリュームのある存在感の融合。
あくまで私見であり好みではあるが、いい意味での日本人の職人の気質とイタリア職人の気質の違いがブーツの表情、バランス構築に垣間見える。
ブーツだけで朝まで語り続けることがきっと出来る。
答えは単純。
ブーツという存在が好きだからだろう。
その技法や技術の違い。
その生み出される空気感の違い。
モノが好きであればそれを語ることもまた洋服、ブーツ、モノの楽しみ方だと思う。
朽ちていく存在。
それが美しいモノであることを心から楽しんで。
(Fitting Model/ JOHN /170cm_65kg_Size_42)
当店では着用にあたってより長い時間ブーツとの付き合いを考えるにあたりブーツのソールカスタムやリペアに対応をしている。こちらの写真ではお買上げのユーザー様からのご依頼でレザーソールの上からイタリアのVIBRAM社(ビブラム)のセミタンクソール(#2333)を貼ってカスタムを行った。
ヨーロッパを中心としたブーツの多くはレザーソール(革底)での仕上がりが多い。これはヨーロッパという特有の文化や日本との湿度の違い、道路においても日本のアスファルトではなく溝のついた石畳が多いことに由来すると考えられているが、当店では梅雨時期を含む湿度の高い日本固有の環境やブーツ自体の保護の為、さらには実際的な歩行のしやすさなどを考慮し、こういったゴム製のソールのカスタムを提案しており多くのユーザー様が購入時にソールのカスタムを依頼してくださっている。(リペアの際においてもレザーソールの貼替えに比べるとゴムソールの貼替えのみで済むので安価であるというメリットもある)
カスタムに関する費用や納期に関しては >>> こちらのページを参照 にした上でお気軽にご相談下さい。
長い時間を共に過ごし、生きていくブーツ。
その姿はその人の生き方、生き様を示し表すのだと当店では考えます。
>>> 過去のリペアやカスタム事例一覧はこちらのページを御覧ください
一度履けば思わず見惚れる程のこのブーツはただ一言『カッコいい』という言葉に集約される。
直接目で見ると感じるクオリティの高さ、佇まいの美しさに酔いしれてみませんか?
>>> 足元の「彩り」と革の魅力と、そして「想い」と(インカネーション新作)_ JB BLOG での紹介